興味深い気持ちになれるお買いもの

中華街へ行ったときのことです。天津甘栗を煎りながら販売している店員のお兄さんに、「一番低いのをください」とお願いしました。すると、「おねー様! 一番乏しい、500円のあるよ! でもね、栗、ちょーっとだけ!!」と働き手。ついつい笑って、「わかった、なら1000円のをいただくわ!」と言ってしまいました。
ようやっと中華街に来たのだから、ほんの少し自分へのお土産にとしていたのに、お財布も胃袋も、大幅予定変更です。普段なら、口の上手な働き手にしてやられたなと、ちょっと内省するところですが、1000円の天津甘栗を買って帰る私の気分はなぜか上々。甘栗も、2日にわけて美味くいただいたのでした。
お店でお買いものをする際、粗方話す実質は決まっています。働き手に何か勧められても、大抵は吟味するもので、迷わず勧められた通りのお買いものをすることは僅かと思います。
ではなぜ、自身は1000円の天津甘栗を買ってノリノリだったのでしょうか。それは、働き手の「喜ばしい甘栗、複数食べてほしい」といったあからさまな想定が、ぎこちない日本語からも色々伝わってきたからだと思うのです。
天津甘栗屋様のお兄さん、面白いお買いものをさせてくださって、有り難うございました。専門家ならではの知識のおかげで借金地獄から抜け出せました